運送店インタビュー

奥田エクスプレス

代表 奥田 和宣50代大阪府

仲間が大勢おるゆうのはほんまにありがたいことや!と身にしみて感じました。

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もとは運送会社の従業員でルート配送してたんですが、結石やらギックリ腰やらが重なりドクターストップが。恐るおそる会社に「3ヵ月程休めますか?」聞いたら「ダメ!!」。まぁ当然ですわな。ちょうど知り合いがスーパーカーゴ始めていて、最初の印象は「何やこのちっちゃい車!」だったんですが話し聞いてみると「スポットってそんなに仕事あるんや、スポットだけの業者が成り立ってるとは…」と思いまして。スポットで食っていけるなんて、運送の仕事を多少かじっていた自分には信じられない事で、漠然と「スポットしてみたいなぁ」とは思うてたんですがビジネスとしては「無理やろ」と思い込んでたんです。

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さて、始めてみて最初に思ったのは、予想以上に“自由”!、だったこと。もすこし“縛り”いうか“規制”いうかがあるもんと思ってました。かなりの部分、自分の裁量なんやなぁ、その分責任もあるけどやりがいもある、自営業とは奥が深いもんやなと。
始めたばかりの頃、ちょっと体調がすぐれない時に無理して請けた業務で積み忘れのミスを!大阪から愛媛3ヶ所行き、しかもおおみそかの晩の事、正直に「体調悪いんで無理です、申し訳ない」と断っていればと後悔しても後のまつり、途方にくれて元請の担当センターに連絡したらすぐさま別の運送店が忘れた分届けてくれて、なんとか荷主さんやお届け先に迷惑かけずに済んだことがありました。仲間が大勢おるゆうのはほんまにありがたいことや!と身にしみて感じました。

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一番印象的だった仕事は、なんといってもNY行きハンドキャリー。待ち合わせのホテルがいかにも治安の悪そうな場所で…約束の時間になっても先方は来ない…腹が減ってもこの薄暗ーいレストランに入る勇気はなく…なんとか購入したミネラルウォーターとクラッカーで凌ぎ…夜遅くようやく品物が渡せた時の安堵感、その後空港まで一目散に逃げ戻ったのは言うまでもありません。まぁ何事も経験、今では良い思い出ですわ。
しばらくはバリバリ頑張って、60過ぎたら週3~4日稼働にセーブして、現在封印中の“鳥の写真を撮る”ゆう趣味に没頭するのがもっかの夢。自分で時間を作れるって、やっぱり仲間がいるスポット便ならでは、スーパーカーゴならでは、でっせ!自己管理や自己研鑽を自覚持って出来る人、そしてまわりへの感謝の気持ちを忘れん人ならほんまおすすめの商売です。
私の地元、太子町は風光明媚な歴史ある町、日本最古の官道、まぁ古代の国道ですな、の“竹内街道”が通り、聖徳太子をはじめとする古代の偉い人達のお墓が集中してる“王領の谷”も見どころ、みかんやブドウの知られざる名産地、あとゆるキャラの“太子くん”がカワイイと評判でっせ、ぜひ一度お越しくださいませ!

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